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一人で中古マンションを購入+リノベーションしたわたしが、「家を買う!」と決めるまでに考えたことや不安だったことをこれまでの記事で説明しました。
今回は、逆にほとんど考えなかったこと・迷わなかったことについてお話ししたいと思います。
わたしがマンションを買うと決めたとき、迷わなかったことは次の2つです。
リノベーションをすること
理由:「理想の暮らし」が家を買うことの目的だったから
一人で家を買うこと
(結婚しないで、家を買って一人で生きていくこと)
理由:一人で生きるのがめちゃくちゃ楽しいし、自分に合っているから
マンションを「買うかどうか」については不安や迷いがたくさんあってしっかり考えたうえで結論を出したのですが、この2つについては深く考えることなく、はじめからほぼ決定事項でした。
その理由について、それぞれの詳細をお伝えしていきたいと思います。
予算的に中古マンション一択
マイホーム購入を考えたときの選択肢として、一軒家とマンション・新築または中古のそれぞれどちらにするかが一般的だと思います。
わたしの場合、家を買うなら「中古マンション」一択でした。
その大きな理由はやはり収入面です。
事務系の会社員だったわたしの年収は、平均と同じかそれより少し低いくらい。
仕事に対する熱意ややりがいもあまりなく、趣味やプライベートを最優先にしたい性格のため今後も収入が大きくアップするような見通しはありませんでした。
そんなふうにがっつり稼いでいるわけでもない自分が、無理のない範囲で住宅ローンを組んで家を買うとしたら中古マンションしかないだろうと考えていました。
自分好みの内装にしたい
自分が家を買うとしたら中古マンションだろう、とぼんやり考えながらインスタなどのSNSで家づくりの情報を眺めていたとき、リノベーションという選択肢を知りました。
中古マンションを買ってリノベーションするメリットは新築に比べて物件価格が低いこと、間取りや内装を自由に変えられることなどです。
もしいつか家を買うならできるだけ自分好みの空間にしたいと思っていたわたしは、壁や床などの内装にも強いこだわりを持っていました。
SNSや雑誌でインテリアの写真を眺めては、賃貸によくある茶色いフローリングではなく木の質感がわかる床にしたい!壁紙はシンプルだけどおしゃれな色にして一部屋は和室がほしい!などといった理想のイメージを膨らませる日々でした。
しかし当然ながら100%気に入る中古物件はないし、かといって新築なんて費用面から無理。DIYで壁紙やフローリングを変えるという手もありますが、上手にやれる自信もないしそもそもめんどくさがりな自分には絶対できません。
そんなわたしにとって中古リノベーションはとても魅力的に感じ、
自分好みの部屋を手に入れるもっとも現実的な手段かもしれない、と考えるようになりました。
そしてあるときリノベーション会社が開催する「一人暮らし相談会」というイベントを見つけ、ちょっと話を聞いてみようと軽い気持ちで参加したのでした。
目的は「理想の暮らし」を手に入れること
相談会に参加したあと、本格的に家を買うことを検討しはじめたわたしが一番不安だったのはお金のことでした。
予算を抑えることを第一に考えるなら、中古マンションを買ってそのまま住むのが一番費用を低くできます。
リノベーションですべての壁紙とフローリングを変更し、キッチンやお風呂など水回りも取り換える場合の見積もり額は500万円前後でした。
その費用は住宅ローンの借り入れ額に含めることができますが、もちろん物件価格だけでローンを組んだほうが毎月の返済額は安くなります。
しかし、わたしが考えた家を買う目的は「理想の暮らしを手に入れて幸せになること」です。
理想の部屋を手に入れるなら、できるだけ自分好みの内装でお気に入りの空間にしたい!
そう考えると、やはりリノベーションは必須でした。
またせっかく人生の大きなプロジェクトとして家を買うと一大決心したんだから、お金をかけるべきところは妥協しない!と考えたのです。
もともと内装に強いこだわりがあって「家を買うなら中古マンション+リノベーションがいい」と思っていたことに加え、「理想の暮らしで幸せになる」という目標がしっかり定まったことで費用がかかってもリノベーションすることにほとんど迷うことはありませんでした。
家を買うなら一人で買う!
家を買うということは、人生設計に大きく関わるイベントです。
わたしがマンションを買った話をすると、「一人暮らしなのになんで?」「結婚しないの?」と聞かれることがたまにあります。
多くの人にとっては、結婚や子育てなどは人生設計に含まれていることが普通なのかもしれません。
ですがわたしの場合、マンションを本当に一人で買うのか考えたとき「結婚しなくていいのか」といった迷いはほぼありませんでした。
その理由は「一人で生きるのがめちゃくちゃ楽しいから」です。
もちろん一人暮らしは自由で楽しいかわりに、病気や災害時も一人でなんとかしなくちゃいけないし、老後や孤独死などの問題もずっとついてまわります。
ですがそんな不安はたくさんあっても、一人で生きていくことに対して抵抗感はありませんでした。
そうして現在は家を買って楽しく一人暮らしをしているわたしですが、ずっと昔から結婚願望がなかったわけではありません。
どちらかというと恋愛体質で、いつかは結婚するんだと長いあいだ思っていました。
そんな自分が一人が一番楽しいと思うようになり、一人暮らしでも迷わず家を買うようになった変化についてお話ししたいと思います。
昔は「結婚したい」と思っていた
小さいころからずっといつかは結婚するのが普通だと思っていたわたしが、「結婚しなくてもいいかもしれない」と思いはじめたのは20代後半あたりでした。
そのきっかけは、それまで交際していた相手と別れたとき、すごく楽になった自分に気づいたことです。
別にあまり好きじゃなかったわけでも、付き合っていてつらいことがあったわけでもありません。むしろこの人と結婚できたらいいな、と考えている相手でした。
それでも別れ話が終わったあとの帰り道で、「身軽だ」とふと思った自分がいたのです。
もちろん悲しい気持ちもあって泣いたりもしたのですが、そのあとにやってくる感情は「一人になれる嬉しさ」なのでした。
一人でいるのが一番楽しい
自分でもなぜそう思ったのか不思議でしたが、そんな状態だったので次の出会いを探すこともなく一人での生活を満喫していました。
そうして一人の期間を落ち着いて過ごしているうちに思ったことは、
誰かと恋愛している自分より、一人でいるときの自分が一番好きだなということです。
振り返ってみると交際相手や片想いの相手がいるときの自分はとにかく情緒不安定で、嫉妬や依存で相手に迷惑をかけたり冷静な行動ができなくて自己嫌悪したり、楽しいこともあったけれど「あのときの自分本当にバカだったな」と思うことがたくさんあります。
誰かと一緒にいたいけど恋愛が向いていない、特定の人と深く関わることが下手くそだったんだと思います。
そういう自分の性質を30代近くなってようやく理解したのでした。
それを踏まえて今まで自分が抱いていた結婚願望について考えてみると、向いていないことを無理してがんばって結婚する人生を目指すより
・できるだけ自分を嫌いになる瞬間を少なくしたい
・自分に合っている、楽しいと思える生き方をするほうが大事
という結論になり、結婚しないまま一人で楽しく生きていこう!と思うようになったのでした。
今の気持ちが一番大事
そんなふうに一人でいるのが自分には合っているしとても楽しく感じていたので、「一人で」家を買うことにマイナスな感情もなくほとんど悩むことはありませんでした。
それでも、この先もずっとそのまま楽しく思えるだろうか?ということをまったく考えなかったわけではありません。
以前は結婚するつもりでいたのに結婚しない考えに変わったのと同じように、またいつか「やっぱり結婚したい」と思うときが来るかもしれない、または一人でいるのがつらくなるかもしれない、ということです。
ですが先のことはどうなるかなんてわからないし、もし結婚したくなったり一人で生きるのが難しい状況に陥ったりしたら改めてそのとき考えようと思い、なにより現在の自分がどうしたいかということを一番大事に考えました。
自分には恋愛が向いていないし一人でいるのが好きだということに気づいたあとも、だからといって恋愛していた頃の自分を否定したり無駄だったと感じたりすることはありません。それはその当時の自分が「こうしたい」と思ったことを一生懸命していたからだと思います。
また「一人で家を買って理想の暮らしを叶えたい」という目標は、今の自分が真剣に人生と向き合って深く考えたうえで決めたことです。だからもしいつか気持ちが変わるときがきても、後悔することはきっとないだろうと考えました。
こういった理由から、不安やリスクはたくさんあるけれど一人で生きるのが楽しい・自分に合っているという考えと「理想の暮らしを叶えたい」という今の気持ちを重視して、一人で家を買って生きていくことを決めました。
まとめ
家の購入を考えたときに、わたしがほとんど悩まなかった2つのことをまとめると次の通りです。
① リノベーションをすること
【理由】
家を買う目的は「理想の暮らし」を手に入れることだから、内装も自分が気に入るものに変えたい
② 一人で家を買うこと
【理由】
一人でいるときの自分が好きで、結婚するより一人で生きるほうが合ってると思うから
はじめてリノベーション会社の相談会に参加してから家を買うと決断するまで、本当に家を買うべきなのか・お金の不安などについてはたくさん迷って深く考えました。
ですがリノベーションすること・一人で家を買うこと(結婚しないこと)については掘り下げる必要がないくらい、すでに自分の気持ちがはっきりしていたのでした。
その理由について、マンションを買った当時は特に言語化などもしていなかったのですが今回改めて振り返ってみて、そのときの自分の気持ちを尊重した前向きな理由だったことがわかってよかったと思います。
もしリノベーションしたい理由が「なんとなく良さそう」というような適当な考えだったり、一人で家を買うことを「どうせ結婚できないから」と投げやりに思っていたりしたら、実際にマンションリノベーションしたあと後悔することがあったかもしれません。
特に、どうなるかわからない未来の変化を心配するより「どうしたいと思っているのか」という現在の自分の気持ちを重視したことは大事なポイントだったなと思います。
これまで紹介してきた家を買うまでにわたしが悩んだこと・悩まなかったことがそれぞれひとつの考え方として、家を買おうか迷っている人・マンションリノベーションが気になっている人にとって参考になればいいなと思います。
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